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執筆者の写真鈴木ひでひと

浜名湖の牡蠣、入荷中!

お疲れさまです。


これを書いているのは3月12日、午後10時です。いや、別になんてコトは

ないんですけどね。


お越しくださいましてありがとうございます。花粉症のクスリの副作用でやられて

いるひでひとです。今日は「お料理よもやま話」です。ごゆっくりお過ごし

くださいね。




冬の味覚で、あまり中央といいますか大都市圏に出回らず、地元で消費される

ものに「浜名湖の牡蠣」があります。牡蠣は全国的にいろんなところで養殖されて

広島の牡蠣が有名ですな。なんでも広島だけで全国シェアの6割、2位の宮城、

3位の岡山を加えると8割だそうです。で、静岡県はといいますと全体の1%にも

満たない量で0.3%ほど。

https://ieben.net/date/catch/sea-farm/japan-tdfk/kai-kaki.html


静岡県以外の知り合いに大きくなる時期の牡蠣を送りますと大変驚かれます。

広島産のものは手に入りやすいので基準はおのずと広島産のものになるのですな。

総じて驚かれることの多くが「大粒で加熱しても小さくならない」「プリプリして

香りが強い」というところでしょうか?加熱すると小さくなるというのは、水揚げ

して時間が経ったのか、意図的に水を含ませて、かさ増ししているかだそうです。

いずれにしても、牡蠣本来の磯の香りは望むべきもないでしょうな。そして、まぁ

それなりのお店では、最初から小さな粒をまとめて牡蠣フライなどの御料理にして

いるわけです。これでは、もう牡蠣の旨味とか以前のお話で、素材に対する姿勢の

表れという部分ではないかと思うのです。



まず素材の良さを引き出して、それに相性のいいものを加えるというのが、アタクシの

お料理でいつも気にかけているところです。これは、ともすれば王道すぎて、いかにも

クラシックな仕事のみになりがちですので、担当しております本館の会席料理では

なるべく変化球も取り入れていかなきゃとも思っております。その辺りはまたの機会に。


浜名湖産の牡蠣、天宏別館「椿」では「大場揚げ」にして自家製ポン酢でお召し上がり

いただいております。もみじおろしと葱をそえて揚げたてアツアツを。牡蠣には柑橘の

酸味が相性が良いので天つゆではなくポン酢をご用意しております。今シーズンはまだ

入荷が続いておりますので、まだの方も、もう食べたよって方もいかがでしょうか?








花粉症の薬の副作用って眠くなったり喉が渇いたり、集中力が無くなったりだそうで。

なかでもアタクシは眠さがキテますね。春眠暁をなんちゃらって言いますが、もう

そんなカンジです、えぇ効き目はバツグンで楽なのですが、もう眠い眠い…。本来なら

もう少し筆が走るのですが、今夜はもうこの辺で。



今日もここまでお読みくださってありがとうございました。この次にお会いする時まで

皆様にステキなコトがたくさん訪れますように。それでは、また。ごきげんよう。


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