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執筆者の写真鈴木ひでひと

魅力。

更新日:2019年8月13日

お疲れさまです。


すっかり梅雨入りしてるのですが、雨の日と晴れの日がはっきりしているのは

気のせいでしょうか?曇り空で気がつけば雨が降り、シトシトと絹糸のような雨が、

いつ止むとも知れず降り続くなんてのが、梅雨だと思っているのですが、

どうも違ってきているようです。


お越しくださいましてありがとうございます。ひでひとです。

今日のように蒸し暑い日は、さっぱりとしたものが良いですね。


今日は魅力ということについてお話しようと思っています。

どうぞゆるりとお付き合いの程お願い致します。


プロ野球の交流戦も終盤に差し掛かり、毎度のことながらセリーグがイマイチの感が

あるのですがね。某タテジマはなんとかこの交流戦を5割で終えて欲しいです。


古い例えで恐縮なのですが、ミスタープロ野球といえば長嶋茂雄さんなのですが、

ミスターは現役時代にはワンサイズ大きな(小さな?)ヘルメットをかぶっていたとの

逸話があるようです。いや、真偽は知りませんが。


その理由は、「空振りをした時にヘルメットが飛ぶから」だそうです。

なんかかえってスイングしにくいんじゃあないかと思うのですが、それが


「ヘルメットが飛ぶくらいのスイングなら、当たればきっとデカイだろう」


と観客に思ってもらうように、とのことらしいです。またイージーなサードゴロでも、

わざと一歩遅めにスタートしてギリギリのタイミングでアウトを狙うとも聞いたことが

あります。


スゴイですね、コレ。まさに魅せる野球とでも言えるでしょう。あ、いや、しつこい

ようですが真偽の方はアレで(苦笑



強打者とは言ってもたかだか3割越えくらいです。6割以上は失敗しても良いんです。

そしてホームランバッターなら、バントや内野の間を縫うようなゴロより

「三振かホームラン」のほうが魅力的です。


『一点差で迎えた終盤8回、1アウトランナー1、3塁で打席にはここまで打点と本塁打の

リーグ2冠の4番スズキ、あっとサインでしょうか?バントの構え、スクイズですね。』


4番打者の名前はおいといて(笑 こういった場面、大事にいきたいのは分かりますが

「ここ何試合か当たりが無い、ピッチャーとの相性が悪い、三塁ランナーは代走で

足が速い、いや1球目だけの揺さぶり」などなど、要素はいろいろあるんですが、

見ている方からしたら「おい、ソコはバッターに任せて、三塁ランナーはゴロゴーだろ」

とか思いますね。外野フライでも同点で2アウト2塁、続くバッターも5番ですから

流れはまだこちらにあります。この場面で一番イタイのは、内野ゴロでホームゲッツー。

三振ならまだランナーは残りますものね。でもまぁ、スクイズは無いなぁ。


えっと、ですね。野球はそれでいいんですよ、ここで一発でいいんです。


でも、アタクシたちのお仕事ではそうはいきません。いつ行っても美味しいね、

いつ行っても感じの良いお店だね、が基本であるべき姿です。


すっごく美味しい時もあるけど、そうで無い時、いや、もっと言えば不味い時もあるし

お店の人もそんな日もある、ってのはいけません。


野球でいえば、出塁率ってあるんですが、アタクシたちのお仕事ではこれが高くないと

いけません。とりあえず塁にでるのが最低条件。安打はもちろん四死球、振り逃げ、

打撃妨害でもいいので塁に出る。


その中で、チャンスメイクやタイムリー、代打逆転サヨナラ満塁ホームランなどで

流れを引き寄せたり、勝利をモノにする活躍が見込まれるわけですな。


別館「椿」でのメニューも数は少なめですが、どれも出塁率高いです。

天ぷらやお刺身などの言ってみれば「クリンナップ」はもちろん、あら煮、牛石焼、

今の季節なら鮎の塩焼きは代打専門、もしくは安定のセットアッパーやストッパーかも。



本館の会席料理で例えるなら、強打者ばかりではいけません。お通しや前菜など、

まず最初のお料理は季節感に溢れ次のお料理を期待していただけるようなものです。

そう、小技のきくバッターや足の速い選手でしょうか?また、打順に左右の打者を

混ぜるように、料理法や調味、温度、素材があまり重複しないようにしています。


ピッチャーが緩急を織り交ぜてコーナーを突いてくる投球で打者を翻弄するように、

器も土ものから磁器もの、漆器、ガラス、形や色にも変化があると見ていて楽しいです。



これが、どのお料理もお味が濃い又は薄い、器とお料理との盛り付けのバランスもあまり

変化がなく、器の形や種類も少ないのも品数やお皿の数の多さを魅力に変えてませんね。


ピッチャーでいえば、よほどグイグイ押せる速球があればいいのですが、それだけでは

難しいでしょう。ブレーキのかかる球種が有るとより速球も生きてきます。また、

バッターで言うならばブンブン振り回すだけ選手ばかり揃っても、繋がりのある打「線」

ではなく「点」になりがちですね。


アタクシも随分と忘れっぽくなったものでして、どなたからのご教授か思い出せないのですが「コースのお料理はおいしいのはもちろんだが、美味しすぎるものばかりではいけない」という言葉の意味がなんとなくこの辺なのかなぁと思ったりしています。





雨はなにかと面倒ですが、その雨に似合う紫陽花をシトシト降る中で愛でるのも一興、

天宏の庭園には山紫陽花などございます。どうぞお出かけがてらお寄りくださいませ。


暑さもこれから本番に向かいます。さっぱりしたもの、冷たいものが魅力的ですが、

たまには温かいものをお召し上がりになったり、ぬるめのお風呂で冷房などで冷やし過ぎな身体を自然な状態に戻すのも宜しいかと存じます。打順にも投球にも変化が必要なように。



今日もここまでお読みくださってありがとうございました。この次にお会いする時まで皆様にステキなコトがたくさん訪れますように。それでは、また。ごきげんよう。



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